Aoi M. Kaki Real Estate

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家のリモデルーHVAC編
2023-10-02

不動産業をしていると 家のインスペクションなどに立ち会う機会が多く、HVACってよく聞きますが 実際になんの言葉の略だと思われますか?
Heating, Ventilation, and Air Conditioning の略になります。
カリフォルニアは温暖な気候で他の州に比べるとHVACを酷使することはあまりありませんが やはりこれは家の機能としては大変重要な機能でお金はかけるべきものだと思います。
私の家は築1988年で 築35年です。その当時はロサンゼルス それも海に近いエリアではエアコンは必要なく 私の家は暖房だけの機械しかついていませんでした。その当時の暖房機器にリコールの製品が多く、暖房機器から発火して火事になるという事でリコールされた機器がいくつかあったそうです。当時はインターネットなど普及していない時期でしたので、新聞やテレビでリコールされた機種が出てたそうです。リコールされた機種を使っていれば当時はメーカーが取り替えてくれたのですが、そのニュースを知らなかった人もいたと思います。もちろんビルダーや販売元からその知らせが届いてリコールに対応した人もたくさんいたと思います。あいにく私が住んでいるタウンハウスのほとんどがそのリコールされた暖房機器が入っていたため 毎年の点検もしくは取り替えると言うことで 2000年には新しい暖房機器に取り替えました。
先日リコールを全く知らずに暖房機器を35年間使い続けてたと言う家と出会いました。暖房機器の寿命は30年ほどと言われているので ちょうど取り替えるにはいい時期でした。
ラッキーなのはこの35年間何の事故も起きず使えてたと言うことで これが寒暖の激しい地域では暖房機器を酷使するのでこんなに持たなかったかもしれませんね。
我が家の暖房機器は2000年に新しくし、ACを追加したのが2017年です。今年の夏にACが冷えないなぁと思い ついに壊れたかと思ったのですが まだACは新しい でも原因は? そこで呼んだのがHVACのスペシャリストでした、色々と調べてもらいました。 結論的にはCapacitorと言う送風機のモーターが壊れただけだったのですが 壊れた理由はダクトが古いとか色々と言われ 暖房も古いから新しいのに取り換えろなどなど 8000ドル以上の見積もりが出ました。 結局は送風機のモーターだけ交換で今も普通に動いています。
でも築30年から50年の家ではHVACの取り替え時期でもあります。取り替えにはかなりのお金がかかります。特に大きな家は大きな機器が必要なので数万ドルかかるでしょう。屋根と同じで長く使えるものなのでその金額は積み立てておくのもいいアイデアですね。
それらを踏まえて、家を見る時、キッチンやバスルームがリモデルされているのも重要ですが HVACや屋根が新しいというのもかなりのアップグレードと思います。暖房しかない家も多いと思いますが そこにACを追加するだけでバイヤーには魅力の物件と変わります。 既にセントラルヒーティングで家にダクトが付いている家は簡単にACを後付けできます。 
カリフォルニア州では暖房機器は家のローンを組むときにそれがないとローンが降りないのです、ですので もちろんリファイナンスもできません。家にとってなくてはならないものとされています。ちなみにACはなくても大丈夫です。
最後にご自分の家のヒーターがリコールの製品であるかどうかだけは前もって調べておいた方がいいかもしれません。